フィンランド交流

本法人は職業訓練校と提携し交流を行っています。

2023年11月にフィンランドを訪問しました。

日本の職場で起きている様々な課題や問題がなぜ起こるのか理解することができました。
よくある、税金を教育にかなり投入しているとか、人が多いとかだけでなく、根本的なウェルビーイングを自他ともに大切にする生き方が基盤にあっての人材育成と制度構造からなるからこそ福祉国家であり、インクルーシブ教育先進国なのだとわかりました。
訪れた日本人は皆さんフィンランドの方々に癒されていました。
職業訓練校(チーム学校の視察)、小中一貫校(人権習慣授業・特別支援学級)、図書館、ヘルシンキ市行政(SC,SSW担当)、障害者施設等を訪問しました。

フィンランドについて

フィンランドは、右にロシア、左にスウェーデン、下にバルト海を臨む北欧の地です。世界で幸福度3年連続1位(2020年 デンマーク2位、スイス3位、日本56位)福祉国家であること、大学まで無償で行けること(なんとなく行ったほうがいいから行くでは入れません)などがありますが、サンタクロース村やゆったりそれぞれの生活を営むムーミンだったり、最近では精神保健福祉分野でオープンダイアローグ(トルニオ町)が日本でも有名ですね。

フィンランドの教育は2016年9月以降から実践的な学習を大事にされており、職業訓練校内には企業が入り、そこで学習するシステムができています。学力がトップであるゆえんの一つと言えるかもしれません。なお英語教育は小学校1年生から始まり高学年では文法なども学びます。

フィンランドにおいては、中学校卒業後、高校に行く場合と職業訓練校に行く場合(ほぼ半々)等の進路があります。日本と異なり、一年間等進路検討のためのお休みを取り、自らの将来を考えて次の進路へ進むことも普通にあります。ですので、社会人の方々も学びに来るのが特徴でもあります。

そのような職業訓練校との提携により福祉の視点等を交流する関わりを持ちました。

本法人のスクールソーシャルワーカー養成講座に参加いただく予定ですので、お楽しみに。

投稿日:2021年9月6日 更新日:

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子どもの幸せを考え

子どもの幸せを考え

子どものことを考えると家庭や学校のことを考えるようになり、それらを考えていると地域や制度のことを考えるようになります。ソーシャルワーク的に生物ー心理-社会と環境モデルです。