2016年度修了式

2016年度修了生や新学習者等による修了式にて

2016修了式2

3/5 新宿会場で行われた修了式では、多くの修了生が修了証を得ました。

今年も多くのSSWr等が参加する中、新しくSSWrも生まれました。修了生も多くファシリテーターとしてお手伝いに来ていただけました。

10年前のSSWr養成講座の前身となる市民講座に参加していた法人メンバーも駆けつけてくれました。

レポート課題

レポート

  • スクールソーシャルワーク論 レポート課題

    ○本研修では、スクールソーシャルワーカーに求められる基礎知識と基本援助技能を理解することを目標としています。また近年の児童やその環境が置かれている状況を理解し、スクールソーシャルワーカーとしてあるべき姿を検討できるようになることが到達目標です。

    6月研修分のレポート課題は以下です。
    ★各1600字; 起承転結で記載してください。段落もわかりやすいようにわけてください。
    ・メール提出:qyjdj517@yahoo.co.jp

    【SSW論】(提出期限7月30日)
    1)「SSWとはなにか」

    2)「SSWに求められるアセスメントとは」

    ※どちらも研修内容等を基にして作成するほうが記載しやすいと思われます。

    ※2)のレポートについては11/4の講義後の記載を希望の場合、提出期限12/1となります。その場合、米川先生に(レポート提出メール先へ)連絡をしてください。

    ※SSW論は認定社会福祉士の専門分野科目として登録されています。そのため別途認定社会福祉士の科目修了証が必要な場合、1コマ(90分)を超えた欠席については次年度に再度すべての講義を受講いただく必要があります。また30分以上の遅刻についても1コマの欠席となり、3回を超えての遅刻も認められません。単発参加の方は再度受講料が掛かります。1コマ分の欠席は次年度に振り替えが可能です。日程については毎年3月頃に確定しますので、各自で確認くださいますようお願いします。

  • 精神保健学 レポート課題

    ●精神保健学レポート

    ○「要対協とは何か」1600字以上
    ※“精神保健”または“虐待支援”のどちらかに焦点を当てて記載することでも構いません。

    ○「虐待・自傷等を含む”精神保健”的支援の観点」1600字以上
    ※支援の観点は“アセスメント内容”に焦点を当てても”実務的な介入内容”に焦点を当てても構いません。

    ★提出期限2017年11月18日まで

  • 児童家庭福祉論 レポート課題

    ●児童家庭福祉論レポート
    社会福祉士の資格を所持されている方の提出は自由です。
    ○「児童家庭福祉支援に関わる法制度と支援への考察」1600字以上
    ○「デートDVなど、様々な諸問題の加害―被害児童の特徴とその考察」1600字以上
    ※講義の学習などを踏まえて自らの考えを述べてください。
    ※提出期限は講義当日指定。

  • スクールソーシャルワーク演習

    ☐1/8 課題テーマ

    締切2/8「スクールソーシャルワークにおける相談面接の基本的視点」

    締切3/3「スクールソーシャルワーカーの行なう支援の留意点とは何か」

    各1600字以上

    提出はいつもの通りメールで添付してください。

     

  • 学校コーチング(予防開発援助技術)

    ○「学校コーチングとは何か」1600字以上

    締切1月31日

  • 発達心理学 レポート課題

    【発達心理学】(提出期限 2018年1月20日)
    1)「発達理論をどうケース理解に活用するか」
    ※当日学習した様々な事項を記載していただいて構いません。

    2)「虐待支援の重要点を発達と含めて述べてください」
    ※なぜ虐待支援が必要なのか、SSWr側の視点から述べても、子どもの発達(脳の影響等)の視点から述べても構いません。

    ○1200字以上

講座参加者への情報

講座参加者様のために各講座情報をお知らせします。

毎回の講座情報が届かない時がございますので、各自で各講座数日前に本ページ下記コメント該当部分の確認をお願いいたします。急きょ会場変更もあり必ず2日前には確認くださいますようお願い致します。

☆メールアドレスが変更になった時は至急お知らせください。

非公開ですので単発参加者には本URLの転送などはしないで下さい。

なおコメントへの記入はしないでください。

○レポート提出遅れについて
原則としてレポート提出は期限通りに行なってください。期限を過ぎた場合、次年度に対象となる科目の講義全ての再受講をいただく必要があります。実習希望者の場合、期限を過ぎることが2回あった場合、期限に提出できるかどうかは実習日誌提出にも関わりますので、次年度の実習参加は延期いただく可能性があります。
またレポートは再提出まで認めますが、合格にならない場合、再度、次年度以降に同科目の出席とレポート提出が必要です。
なおレポートの書き方がわからない方は以下を参考に記載してください。レポートの書き方

この他、下記のテキスト「スクールソーシャルワーク実践技術」の「誤植訂正資料」を確認してください。

誤植訂正

実践研究

:目的

本研修は、基礎研修の枠組み外での当会初めての認定社会福祉士制度上の共通専門科目です(認証番号20150016)。社会福祉士会では全国的に初めての取り組みでもあります。基礎研修に参加されていない方々や3~6年間の連続研修参加に困難性がある方を対象にしています。

現在、当会では共通専門科目研修を科目ごとに履修できるプログラムの構築に向けており、本研修はその第一弾です。
実践研究の基本について、様々な視点から学習していきます。最終的には実践研究発表ができるレベルを目指しています。なお各県士会における基礎研修内「実践評価・研究」系科目の代替や振り替えはできません。

プログラム

8月6日(土)9:30~17:40
1回 研究の基礎①:実践から研究の理解
実践・事例検討から実践研究等まで、それぞれの定義、内容の違いについて学習する。
2回 実践(研究)発表へのプロセス
日本社会福祉士会の倫理綱領を踏まえ、実践(研究)発表のプロセスについて確認する。
3回 実践記録と研究記録
実践記録と実践研究記録の目的と展開について学習する。
4回 実践(研究)発表のための記述方法
日本社会福祉士学会等が定める記述方法(自身の実践の経過、判断・行動の根拠、成果と課題等)について学習する。このとき、論理的な記述、発表方法について事例を参考に検討していく。
※発表用パワーポイント作成の宿題が出ます。
8月20日(土)9:30~17:40
5回 実践(研究)評価
実践(研究)評価の様々な方法(プログラム評価、プロセス評価、結果評価〔効果測定評価〕、形成的評価)、そして留意点について学習する。
6回 実践(研究)発表のための抄録作成例
実践報告等に当たり、日本社会福祉士学会等を参考にその発表に至るまでの具体的手順、発表形式、目的設定、マナーなどについて学習する。
7回 実践の検証
自らの実践を通して挙げられた課題または知見を発表するために、発表テーマ・発表目的、発表形式を設定し、発表資料を抄録形式で作成する。
8回 プレゼンテーション
これまで学習してきたことを踏まえ、研究発表(プレゼンテーション)を行なう。

講 師

米川和雄
帝京平成大学社会福祉コース講師;博士(心理学);専門社会調査士
著書「超初心者のためのSPSS統計解析マニュアル」北大路書房 他多数

対 象

社会福祉士の方
応募多数の場合は、実践研究発表を目指す方等を優先していきます。
※最低限のパワーポイント作成能力や相談援助の実務経験が求められます。
※失礼な参加者が多いため単位取得のためだけの参加はお断りしています。

費用

・非会員2日間2.5万円  ※東京社会福祉士会会員2万円
・単発参加(1日)1万2500円 ※今年度中に研究発表等予定の方のみ単発参加ができます。認証の単位は得られません。
・テキスト:米川和雄著「ソーシャルワーカーのための社会調査の基礎」北大路書房 1,728円(当日持参してください)

会場

都内(東西線早稲田駅、JR大塚駅、神田駅、御茶ノ水駅近く等)を予定、申し込み時にお伝えします。

お申込み

〇 8/6(土)+ 8/20(土)9:30~17:40
〇申込用紙をFAXまたはメール添付
申し込み用紙 実践研究2016(研修案内)
公益社団法人東京社会福祉士会生涯研修センター(担当 わたらい)
Mail syougaikensyuu@tokyo-csw.org  Tel:03-5944-8466

スーパーバイザー養成研修

目的

本研修は、認定社会福祉士制度上のスーパービジョンを学習する研修です。一部の方には研修に合わせ、認定社会福祉士制度上のスーパービジョン(受ける)2単位の取得を目指す場にもなります。認定社会福祉士が扱うスーパービジョンの契約前後から自己チェックシート記入やその評価までを学習する他、基本的なスーパービジョンから多面的なスーパービジョンの視点や技能も学習していきます。
認定社会福祉士を目指す方のスーパービジョン契約の困難性を鑑み、本会生涯研修センターが会員のために実施する研修でもあります。前半がスーパービジョン学習、後半がスーパービジョン実践(受ける・または実施)の時間となります。後半においては、個別契約が成立すれば、スーパービジョン(受ける)2単位の取得となるように配慮されています。全回出席できることが前提です。

なおスーパービジョンは個人契約になるため、会が紹介するスーパーバイザー等と事前面談の結果、契約したくない時は契約しなくても構いませんが、全研修には参加くださるようお願い致します。

プログラム

内容 講師・スーパーバイザー等
9月17日(土)9:30~17:30
・スーパービジョン事前面接~契約
・チーフクラスSSWの評価基準によるSV評価
・認識少ないスーパービジョンの様々な機能等
齊藤栄樹 前介護老人保健施設みやび副施設長兼法人内SVr
大塚克久 本会災害福祉委員会委員長
米川和雄 帝京平成大学社会福祉コース 講師
NPO法人エンパワメント理事長
10月1日(土)18:00~21:00
・所属機関におけるソーシャルワーク業務・役割と課題の確認
 
大輪典子 東京社会福祉士会会長;社会福祉士事務所「スペース輪」所長
土橋俊彦 児童養護施設中里学園施設長
11月5日(土)18:00~21:00
・スーパービジョンとは何か:管理・教育・支持機能における事項等
 
星野美子 本会ぱあとなあ担当理事;TRY星野社会福祉士事務所所長
和田 忍 足立区社協地域福祉部長補佐
12月23日(金)18:00~21:00
2月4日及び25日(土)18:00~21:00
・無意識に形作られたSV姿勢と技能の自己覚知演習①②③
大輪典子他
星野美子他
土橋俊彦他
【特別企画検討中】2017年1月中18:00~19:30
・施設内スーパービジョン(区分2)の留意点
福山和女 ルーテル学院大学教授
※19:30~21:00後半時間は補講日程として検討
3月12日(日)9:30~20:00
・スーパーバイザーによるシステム作り・マニュアル作り
・グループスーパーバイザースーパービジョン
修了式
 
岩金俊充 山口県SSWスーパーバイザー;社会福祉士事務所所長
認定社会福祉士認証・認定機構スーパーバイザー名簿登録者等
6名程度

対象

認定社会福祉士上のスーパービジョン学習を希望する相談援助実務経験3年以上の方
※必ず事前説明会を受講ください。説明会8/6(土)または8/21(土)18:15~20:15頃

費用

東京社会福祉士会会員 30,000 円(非会員:40,000 円)
・単発参加(前半 90 分)2,000 円;9/17 のみ 13:40~17:30  4,000 円(予定)
※単発参加は研修予定 30 日前から受付開始;満席の場合もあります。
・SV契約の場合別途 1.5 万円(スーパービジョン〔スーパーバイジー〕2単位は5名程度募集)
・テキスト代 3,888 円 ※事前注文で 10%程度割引あり

会場

都内(東西線早稲田駅、JR大塚駅・神田駅・御茶ノ水駅近く等)を予定、説明会申込時に連絡

お申込み

〇説明会 8/6(土)または 8/20(土)18:15~20:15 開催予定
〇申込用紙をFAXまたはメール添付
SV養成基礎研修2016
公益社団法人東京社会福祉士会生涯研修センター(担当 わたらい)
Mail syougaikensyuu@tokyo-csw.org  Tel:03-5944-8466

第5期 齊藤栄樹様 前介護老人保健施設副施設長 兼 法人内スーパーバイザー

SSW養成講座の印象をお話しいただけますか

自分は医療領域からの参加者と異分野だったもので、教育領域は難しいのではと思いましたが、ソーシャルワークの共通的な価値や技術を丁寧に押さえながら、教育分野にどう実践していくかを学ぶことができ、理解はしやすかったです。

AOT01740527 他の修了生の方も言っていますが、同期の仲間と一緒に相互のやり取りをすることで、物事に対する受けとめ方が広がった点も講座の良さだと思います。当然ながら、参加されている方も児童分野だけでなく高齢分野など様々で、講座そのものの広がりも感じました。どの領域でも活用できるものがある気がします。

結果として、可能ならいつかSSWを実践したいと思えるほどでした。

SSW実習では、私は2つの自治体に行かせてもらいましたが、どこも先駆的にSSWを広げようとした中でも人の優しさを大切にするという印象を受けました。いかに子どもやご家族、先生方のことを考えて動くかを直に見られ、自分の今の仕事でももう一歩頑張ればできることもあると思うことが多くなりました。

ご指導いただいたSSWrの方とは今でも交流がありますし、講座を通じて、最先端の活動をなさる人たち(指導者)との接点を与えてもらえることに感謝しています。

講座を通して実際のお仕事に役立ったことはありますか

問題解決には、自分だけではなく、クライエントや仲間や関係機関等の気持ちや感情をシステムに取り込んでいくことで効果が出てくるという点は、この講座に出なかったら持てない視点だったかもしれません。

難しいクライエントであってもその気持ちを大切にするという点です。

そうそう、講座に関していえば、通常の研修とは明らかに違う点があります。

普通の研修だったら、参加者の感情的な部分につながるようなことは見て見ぬふりをしたり、言いにくいことってありますよね。

主任講師の米川先生は、それを“さらり”と“明るく”伝えてくれるんですよね。
もちろん、それに抵抗がある人もいるかもしれませんが、その方の進みたい方向性や考えていることをいつのまにか理解されていて、その上での言葉や行動であるんだなあ~と後から実感したものです。

そんな姿勢を見せてもらうことで、自分自身の仕事においてもこじれた事例や困難があっても誰かが推し進めなくてはいけない事例には、先生のことを思い出して対処した事例が何度もありました。

それと講座以外の部分でも、米川先生には色々な体験をさせていただきました(現在形でもありますが(笑))。

例えば、別途、認定社会福祉士制度上のスーパービジョンもしていただき、また自分自身が手探りで始めたスーパービジョンのプロセスを振り替えらせていただきもしました。

先生と一緒に自分の考えを言語化していったことはとても意味のあることでした。

結果として、それを執筆させてもいただき、貴重な体験を本当に多くさせていただきました。

米川先生が相手のことを熟慮した結果として、明確な形で私のためとなることの贈り物を下さいます。インパクトがあり、尻込みをすることも多いのですが、強い後押しを感じながら、これがエンパワメントなのだと肌で感じ学び取っております。先生のサービス精神は並外れていると思うんです。この感謝の気持ちを直接先生に形としてお返しすることはできていませんが、仕事の場面で、後輩に同様の思いを贈って行きたいと考えています。

SSWを学ぶ前と後の違いはありますか

最初は、SSWrを学校の中で、各機関を調整する者と思っていましたが、そんな簡単な解釈ではなく、家族や地域の資源開発も行ない、クライエントの声を反映、またはすくい取っていく、ソーシャルアクションに溢れた職種なんだと思うようになりました。

とくに合意形成を大事にし、エビデンスを捉えながら子どもの周辺環境を作っていく、マクロレベルのソーシャルワークでありながらも丁寧にミクロレベルのソーシャルワークをしていくという縦横無尽な動きが求められる点を感じましたね。

とくに“学校文化”がある中で、子どもが個人として尊重されるためには、子どもから発信することが難しいこともあり、即時に必要な機関とアクセスし情報を共有していく行動力が求められると感じました。

今後の課題はありますか

先端的な技術を学び、クライエントに対するソーシャルワーカーとしての姿勢は取れるようになってきたと思います。ただ、とても新しいことばかり学んでいるために所属組織や職能団体等と学びの差があり、それをどう理解いただくかの難しさを感じることがあります。

認定社会福祉士に関わる研修のあり方も東京と地元では全く異なります。
さらに社会福祉士ではない後輩も多く、意識の違いは当然ながら出てしまいます。
そのため、ライセンスのない後輩であってもソーシャルワーカーらしい意識や日々学ぶ姿勢を持てるように関わっていくことが課題だと思っています。

第4期 福島恵美様(茨城県SSWr) 堀江圭以子様(小平市SSWr)

今回は、修了後、約1.5年経って、修了生2人へのインタビューを同期の浦上(事務局)が行ないました~

SSW養成講座の印象についてお話しいただけますか

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福島:ちょっと話がずれますが、SSWrになってから、本当に困り、頼って飛び込んだのがこの講座なんです。

今思えば、SSWを学ばなければ本当に自分勝手な活動をしていたかもしれないと思うと怖いくらいです。今でも講座で、学んだ内容を手帳として持ち歩いてもいますよ(o^皿^o)>゛。

でも、正直、講座は、すんご~い疲れたし、自分のできないところの指摘に“キャー”ということもあり、最初はしんどかったかなあ・・・(^^;)””。

とくに専門職は自己覚知が必要だと言われていますが、自分では触れなかったこと、もっと言えば触れたくなかったところにも触れなくてはならなくなったことも印象に残っています。

ただ自己覚知がしっかりでき、つまり自分と向き合うことで、様々な点が自分の欠点でもあり、逆に長所でもある!ことに気づいたことは本当に自分のあり方に影響を与えました。

これがなければ、しっかりとした専門職としての自覚は育たなかったかもしれませんね~。なぜなら、今では、あのときよりは、自分の幹の部分はぶれず、枝で柔軟に周囲に合わせ、なびくことができるようになったかなあと思います。まだまだですけどねぇぇ。

そう言えば、なんか今日、養成講座をのぞいてみたら、皆笑っていて、私たちの時よりも、もっと楽しそうで、エネルギーもらって帰る人の姿を見てすごいなあぁぁと思いました。意識のある人が多くなったのかなあぁと思いました。

堀江:確かに講座を受けているときは大変でしたし、米川先生に“く~っ(拳骨)”て思ったことがありましたね(笑)。ただ、あのときは、わからないことがあっても、あとから、またはSSWrになってからわかることが多かったですね~。

そういう意味では、自分の持っていた軸を講座を受けてさらに肉付けできたことは、講座参加の大きい部分だなと思います。面白かったのが最初に思った自分の軸やSSWr像は講座を通じて改めてそれでよかったのかもしれないと認識できた点ですね。

自己覚知では、自分の腹黒さはぼんやりわかっていましたけど、それをまざまざと自覚できた(あはははははは)(笑)。まだまだ腹黒さをはっきり出せないこともありますけどね。でも、それも大切な腹黒さかな?なんて日々反省もしながら進んでいる所です。

講座を通して実際の仕事に役立ったことはありますか

福島:“子どもに好かれるのがSSWr”でなく、“子どものためを思って動くのがSSWr”であり、本来の支援でもあるという米川先生の言葉がとても印象的でした。目的をどちらで動くかで全く異なってしまうSSWとなってしまいますしね。

まだまだ難しく、今でも悩む時もあるのですが、、、よく「その子の全てを受け入れることが大切だ」という研修があるのですが、子どものことを考えると、あるがままを受け入れる難しさがときにあり、もちろん、この曖昧さの線引きができることも今では専門職として必要ということもわかってきたのですが、あのときは、必ずしもなにもかも全てでなくともよく、将来を捉えた受け入れの節度が必要なときもあるという学びが本当に自分の視点を広げてくれたようにも思います。

初任者にとっては、“SSWrは、子どもに好かれないとだめ!”とか“全てを受け入れなくてはだめ!”という認識だけでは、つらいかもしれませんよね。もちろん、子どもとの関係性を軽んじる意味ではないことを踏まえる必要は絶対ありますが。

そうそう、講座で役立ったと言えば、『ドランゴンボール方式』は、とても面白かったです。困難を乗り越える面白さ、ネガティブな認知の転換ができる内容だったので、今も(困ったとき)たまにその考えを思い出しながら、実務に携わることもありますよ。

またSSWの動き方として、学校批判ではなく、学校内の素晴らしい先生との繋がりをどんどんつくっていくことの大切さを学び、学校との関係づくりに緊張するというより、わくわくするようになりました!こんな楽しい視点も大いに役立ちましたけね。

堀江:役立ったと言えば、今でも「コーチング」における会話の技術(アセスメント技術)で、クライエントを理解するために、その人が大切にする核となる“幹”をしっかりと捉えることは常に意識をしています。

そして、SSWrは、人の上に立ち、先生や他専門職へコンサルテーションするとか、対等な存在として意見を言うということでなく、子どもを含めた全ての人のウェルビーイングを高められるような“縁の下の力持ち”となってほしいという学びからの、その意識はいつもしているかなぁ。

ちょっと観点が変わりますが、これがなかったら表面的な現象(言動・問題)にとらわれて、幹でなく枝の情報で動いていたかもしれないですね。結果として、将来を見つめながら様ざまな人達に関わる大切さを持つようにしないと、目指す方向性もわからなくなり、自分自身がぶれぶれになるんですよね。

講座では、自分がいつもしないこと、参加者の方に演習として、専門職がすべきことだけでなく、してはいけないことを仲間の協力を得て体験を得られることから、色々な専門職としての姿勢や、自分のあり様を知ることができました。

参加者の方がよく受け止めてくださったなあと思います。先生にもそうですが参加した皆さんにも本当に感謝ですねえ。

SSWを学ぶ前と学んだ後のSSWに対する考え方の違い:SSWrになってからの気づきはありますか

福島:SSWrって、よく一人職場で、勇気のいることで、大変って言われますよね。人によっては敵の中!?なんていう人もいましたが・・・。

でも、講座受けた後は、理解してもらえる人がいない、たった一人の職場ではなく、素晴らしい先生達、失礼でなければ仲間達のいる場へいくんだぁ!という意識の差を持つことができました!

だからこそ、今では先生たちの魅力、教育への熱さの素晴らしさが、本当によくわかり、よくいる単なる表面的な教育批判者のスタンスではありません。先生たちの頑張り感、困り感、それらを理解するワーカーとしての姿勢を大切に持っていきたい、そんなふうに思っています。

ただ、先生達と共に歩んできた今では、そんな思いと共に先生方に、“先生達の素晴らしさ”をもっともっと知ってほしい、そんな思いを持つほどにもなっています。

この頃は、自分の頑張りに先生達が色々な点で逆に気を使って、くれるようにもなりましたぁ(嬉)。

それと講座前では、SSWrなんだから、なにかをしないといけない!って思い過ぎ、肩を緊張させていましたが、学習後は上記のような思いから、先生達との連携が進み、自分だけでやらずともどんどん子どもや学校が変わるのを感じることができました。だから本当に楽しい仕事と思っています。

このことは、他の専門職とも似たようなことがあって、学校によっては、様ざまな専門職との連携ができているようで、相互に理解できていないときがあります。そんなときは、SSWrとして相互が理解し動けるように再共有する機会づくりを大切にしていますし、SSWrとして皆さんがチームで動けるような点を大切にしています。

堀江:私も学校の先生は、子ども達のためにいかに果敢に教育に向き合っているか、その素晴らしさをSSWを学ぶことで実感しました。それまでは、一般的な方が持つ学校のイメージも持っていました。もちろん、実務につけば学び以上にその素晴らしさを実感したものです。

私は拠点校配置ですが、しょっちゅう先生や生徒とお話ができるんです。そんなことを通じて、校内委員会など、今では職員の一人として参加させていただくようになりました。でも、先生達とこんなに密な関係を築けるなんてと本当にあの頃は思わないほどの状況に驚いているほどです。

SCの先生方と異なり職員室に机を置いているのですが、そのことの利点としては、先生たちの日々の動きを理解できるってことなんだと思いますね。

◆SSWrとしての“やりがい”や“楽しさ”ってなんですか

堀江:そうですねぇ・・・やっぱり、子どもと遊ぶときかな。。。とても悩みを持ったり、自分のことを精一杯考えている子どもと一緒に遊ぶなんてこともあるんですが、そんな子ども達の笑顔が出るときはとても楽しいです。

それと、関わらせてもらった子どもからの温かい手紙も、とてもやりがいの一つです。もちろん全部のケースがそうなるわけではありませんが。

そういえば、以前、先生方が私を他の方へ紹介いただいたときに「一番お世話になった方です」って紹介くださったときには本当に嬉しかったですね(笑)。

福島:なんといっても関わった子どもが成長していくのがやりがいですね。

具体的には、これまで中々自分達と向き合えない子どもがまたは先生がお互いに向き合おうとしてくれた時は“たまらない~!”って感じですね。これがなきゃやってられないかも・・・。

そして、これまでの生活と違う生活を子どもが送れるようになる点がとってもやりがいですね。一方で、これまで関わってきた子どもが、自分の手から離れて自立していくときは、寂しくなることもあるんです。でもこれが、嬉しくもある瞬間なんですけどね(笑)

◆SSWrに求められるものってなんでしょうか

福島:やっぱり自己覚知ですかね。

自分の力量を理解する意識は常に必要で、自分のできないことをしっかり認めることも必要ですかね。チャレンジしたいことは誰しもあるものですけが、困難なケースが多いからこそ自分の限界を理解して関わることが必要で、一人の思いだけではうまくいかないことが多いです。

ですので、依頼があれば、子どもと直接関わる前には、しっかりとしたアセスメントが必要で、自分たちの関われる限界や義務教育内の限界など、力量の他に職務の限界もとらえていくことが必要です。

これは、安易に関わることが、子ども達に失礼であることを知れば知るほど、そこを理解する大切さを感じています。逆にいえば、自分が何をできるかの行動力がわかっている必要がありますね。

また、困難なケースに関わる専門職だからこそ、ポジティブスタンスをいかに持つかは大切だなあと思います。違う視点から言えば、子どもに対して多くの悩みを持つ先生方というよりは、子どもに対して多くの悩みを持っていただける先生方自身に、このポジティブスタンスを知っていただけるようにすることが、子ども支援だけではないSSW(“児童”ソーシャルワークでなく、“スクール”ソーシャルワーク)という醍醐味であるという認識が必要かなあと思っています。

堀江:そうですねぇ、まだまだ私が言える存在ではないんですが、学校(先生方)は子どものことで困っているけども、子どものストレングスがどこなのかをぶれずに見ていく専門職としての立ち位置を持つことでしょうか。

その困り感を出している子どもの背景をしっかりとらえ、困る行動をとる子どもの困り感を理解する姿勢、そして、子どもができている素晴らしさを本人や先生へ伝えていく姿勢ですかね。

ただなんといっても、そんな困っている子どもに、先生との関係性を取れていない子どもに、実は学校の先生達は『あなた(子ども)のことをとっても好きだったり、認めたりしているんだよぉ』という実感を持ってもらう繋ぎの役割(SSW)を持てるということがとても大切な視点なんじゃないかなあと思っています。

◆お二人にとって今後の課題とはなんですか

堀江:拠点校としてのSSWr理解をさらに深めていくために、情報発信をいかにしていくか、そして先生や保護者の方々にいかに理解していただくかが課題です。この点は、歴史のあるSCの方々から見習う点もあります。

福島:課題だらけです~(笑)。そうですね~、中でも、う~~ん、SCみたいに公に働けるようになることがベストなのか、それともどれだけ裏方で働けるかがベストなのか、悩んでいる所ではあるのですが(縁の下も、たまには研修講師等を通じて公に出されることもあり)・・・・、やっぱり自分のさらなる専門性をいかに着けていくかという点ですかね。そして、SSWをさらに経験をしてきた課題としては、自分の個性を活かしたSSWをどのように構築していくかなど考えています。

IMG_2362二人を大好きな米川先生も来ちゃいました!

第2期 染谷涼子様 A県内保健所相談員

SSW養成講座の印象について

染谷涼子 様

う・・・ん、知識詰め込む講義という学習って感じじゃなくて、実際のロールプレイや面接の演習を通して、自分と向き合いながらも周囲のみんなと講座をつくっていく作業という感じだったと思います。
それが苦しい作業でもあるんだけど、仲間の存在の強さゆえにできていくという感じでした。逆に苦しんでいる仲間に自分が何ができるのかを考えることで、実は自分がなにかをしないといけないのではなく、相手の強さを信じることや見守ることによって、その人が成長していくということも知ることができました。
そこから自分がどのように支援者としてあるべきかを様々な意味で考えさせられました。
とても印象に残ったのは、仲間(先生含め)ができて楽しかったこと、そして講座が本当に楽しかったから、一番長く(4年間以上)学んでいたような気がします。
自分に対する色々な見方自分だけではできない見方ができるようになることで、支援者としてどうあるべきかの手ごたえや充実感がすごいありました(笑)。その効果が切れ始めるところで次の講座が始まるというような状態で、疲れたということは全くなく、もっともっとと自分と向き合う作業を続けていたと思います。
自分自分(中心)という考え方が全く変わってきたのは3年目くらいからで、人より時間が掛かったのだと思います(笑)。

講座を通して実際の仕事に役立ったこと

仕事という範囲だけでなく自分の生活や生き方に大きな影響を与えたと思います。自分がいかに生きるかを考えたのだと思います。仕事に限定すれば、自分が先導するのではなく、相手が進みたい方向に沿って歩いていくというか、そういう~支援をしたいなと思うようになりました。それまでは綺麗な恰好のよい援助を求めていたような気がします。具体的には、いかに目の前の人達ができることを引き出し、支援していくかというに辿りついたのだと思います。
また自分の意見と違う人に対しては中々理解できないこともありましたが、そういう意味では、講座を通して色々な見方を考えるようになり、視野が広がったという気がします。

SSWを学ぶ前と学んだ後のSSWに対する考え方の違い

ちょっと回答が違うかもしれませんが、SSWを学んだことで、子どもととっても関わりたくなりました。実習がここにはとても影響を与えたんだと思います。
例えば、子どもには、自分自身の人生の選択を自分でしていいんだというSSWrの姿に“すっすごい!”と思いました。子どもの力を信じて子どもの力が発揮できるようにきっかけづくりをしていく姿、子どもが必要な時に必要な分だけ背中を押すサジ加減の絶妙さがすんごいなあとSSWの伝えづらいよさを実感できたことが学ぶ前との違いだと思います。
あ~思い出しましたが、ある区での実習中真っ白になってしまったことがあり、急きょ米川先生が実践される学校での実習をさせていただく機会を持ちましたね~(笑)。そのときに「真っ白な自分を大切に」という言葉をもらったのを覚えています。
「それでいいんだ!」となにかを考えて出さないといけないと思っていたけど、その白さも、そんな自分も、どんな自分もありなんだと認めることができました。
そこからの学びは、そういう自分がいるということを受け入れてあげる気持ちを大事にしたいなあと思いました。とくにどこか自分の一部を受けとめられないと、目の前の人のどこか一部分も認められないのじゃないかとも思いました。
また「ここぞというときの一手を打つ」という言葉を講座や実習中に米川先生から聞きました。とくにケース数が多く丁寧な支援ができない状態に置かれたときにこの一手がいかに重みのある一手となり得るか、そしてこの一手をすべきときを見逃さずに打つことがいかに重要か、実感できるケースにも後に関わりました。
そのおかげで、本当に些細なのかもしれない一手が数撃ち当る一手とは違い、大きな一手になり得るのだと思いました。自分の仕事でもで学ばせてもらえたものの一つでもあります。

今の仕事のやりがいや楽しさ

染谷涼子 様 講座を通して今の職場に転職できました。これには本当に講座で学び自分と向き合ったことが関係していると思います。これまでの仕事ととても仕事の内容は変わりました。目の前の人に嫌がられるような仕事をせざる得ないことも多くなりましたが、以前ならそのようなことがあれば自分のできなさや能力のなさを感じてしまっていました。でも今では、大変な中でも生きている人々の強みを理解しすごいなあと思うようになりました。
その中で少しでも今の辛さを和らいで、少しでも生きやすい生き方をしていただきたいと考えています。講座で仲間がいたからこそ、辛さが取れたときの楽(らく)さを体験できたのだと思います。そんな体験に繋がることが些細でもできればいいなと、その人の強さを大切にしながら実感するようになりました。

SSWrに求められるもの(資質や技量)

私はSSWrではないですがソーシャルワーカーとして求められるものと考えるのならば、いやあ私にはこんなことを考える資格はないという前提を持ちながら、自分が大切にするものをお話しすると「気持ち」かと思います。これは目の前の人にどう自分があるべきかにも関係するものですが、私の気持ちとしては「少しでも幸せになってもらいたい」という気持ちですかね。そのためにはもっともっと感性も知識も決断力も携える必要を感じています。私自身がまだまだです。

今後の自分自身の専門職としての課題

染谷涼子 様 上に挙げたことに加え、“失敗を大事にする”ということをしていきたいと思います。まだまだ自分が失敗することを恐れてすべきときにすべきことを躊躇してしまうときがあります。もちろん失敗してもいいというものではありませんが、日々のケースが本当に様々な重みのあるものですので、失敗が起きても仕方がないケースばかりなのです。でもこれは自分の力量不足も関係していますし、多くの人との仕事を通じてそれを実感しているということも関係しています。まだまだなんですよね。

後輩へのメッセージ

最後まで講座を受けてもらいたいです。講座を通じて先生や仲間に対する疑問、反発を抱えることもあると思います。
でも途中で自分との向き合いや自分の限界を決めつけてしまうと、自分への成長のきっかけもそこで終わってしまうのだと思います。
やだなと思うことほど、絶対自分に返ってくるものがありますのでぜひ自分にチャレンジしてもらいたいと思います。そのためにはいい仲間作りをしてもらいたいと思います。そして、またその体験を後輩に伝えられるようになってもらえたらとても嬉しいです。

その他

現場では、要保護児童対策地域協議会等、SSWに関わる児童支援に携わっておられます。この他の講座参加中の業績は以下です。
米川和雄・染谷涼子他(2011) 「スクールソーシャルワーカーによる教職員メンタルヘルス支援の実践
~スクールソーシャルワーク教育課程におけるメンタルヘルス支援の学習の提案~」日本精神保健福祉士学会 第10回学術集会
染谷涼子(2012) 「精神障がいの分類と実際―ICD‐10について就労支援の事例―(第4章)」阪田憲二郎・米川和雄他編著 『精神障害者のための就労支援―就労マナー実践編―』 へるす出版, pp-155-165.

講座の皆様を応援する米川講師(中央)と修了生一同 「お会いできる日を楽しみにしております!!」